つれづれ

 毎日いろいろなことが、次から次へと起こる。感心だと思うことあり。その逆もあり、退屈する暇がない。そういう意味では、仕事を楽しんでやっている。
 今日の朝からの出来事を。
 学年朝会、一足先に武道場へ行き、生徒の来るのを待つ。そこへ三々五々やってくる。
最初の何人かが、靴をきれいにそろえて、中へ入り始めた。(私の今までの記憶では、そんなにきちんと整頓されていなかったようだったが。)後から来た子達もそれに倣い始めた。それを観察していたら、とうとうみんなきれいに並べて武道場へ入った。そのことを朝会の中で私の話の時にほめてあげた。
 6限終了後、7限目の時間前に高等部教室へ。教室には男子のみ。女子はと聞くと「まだ別の部屋で体育の後の着替え中」とのことであった。チャイムが鳴り、仕方がないので、礼をして男子だけの授業を始める。(そういえばはるか20年ほど前、男子クラスを持ったときのことが頭に浮かんだ。なぜかその時の男子のことを不思議なほどよく覚えていて何人もの顔がこのクラスの生徒の顔と重なる)女子はチャイムがなって、授業が何分か過ぎてから廊下にいる気配、しかしなかなか入ってこないので、そのまま授業続行。今日は試験前に書かせたエッセイの発表であった。一人一人個性的なエッセイの発表となった。普段の授業ではないことなので、みんな生徒の一言一言によく聞き入って反応し、反響がある。「電車内でのマナー」の話、「現在の自分と過去の自分の考察」「ある人の死をきっかけに自分の命と生きることについて」「祖父の死を通して」などすばらしい発表であった。このクラスだけの発表で終わらせるのは、本当にもったいない。
 ところで、そうそう女子はどうなったか。25分位過ぎたところで廊下を覗いてみると、みんな廊下に座ってきょとんとした顔。「どうしたの?」と聞くと、「男子が着替え終わらないと入れないので、男子が呼ぶまで待っていました。」こんな内容だったかな。それにしても着替えはそんなに時間がかかるのだろうか?(男子も女子も)
 感心したり、考えさせられたりの一日だったな。

 家に帰って、晩御飯を食べながら今日の中等部の生徒との会話を再現する。
 娘、「超、カワイイ!」
 私、「あなたも超、カワイイ!」