他人の夏

 山川方夫の「他人の夏」の授業の後、それを題材に、「生きることについて」というテーマで自分なりのこれからの人生や、将来の夢や、自分の人生について考えさせた。高校1年生にとっては重いテーマではあるが、身近な話題でもあるだろう。ちょうど進路調査の時期でもあり、生徒達もそれなりに考えるところがあって、小論文の内容もそれぞれの内容であった。小論文を書かせるにあたって、事前に「よりよく生きるために必要なこと」を挙げさせ、自分なりの人生について書く準備をさせてから、書かせた。
 書かせた中で、特徴的であったのは、「将来の自分のために、勉強することを楽しみたい」「数学の習っていないところを、自分の力で解いていく楽しみに達成感を感じる」「一つ一つの経験は僕にとっての大切な財産だ」「自分の未来を実現させるために、その確率は今100パーセントある。私はその100パーセントにかけて具体的に行動してみようと思う」という自分の人生について、積極的な態度が見られるものが多かった。ただ自分の現在に自信の持てないでいる子たちの存在もあった。いくつかを読みながら、自信のない小論文については、励ましておいた。

夏の葬列 (集英社文庫)

夏の葬列 (集英社文庫)

松永勝彦「魚を育てる森」、菅原由美子「めぐる輪の中で生きる」の文章から課題を見つけ、調べて発表する学習を課した。本日J1,2,3の発表の日とした。準備の悪い生徒もいて、その生徒は後日発表ということにした。  今日の発表から、Iさんの発表は「生ごみの堆肥化」についての発表であったが、黒板を使いながらの説明をし、インターネットを使った調べ学習が、細かくでき、また自分なりの考えも織り交ぜながらの説明で、大変わかりやすい発表であった。